>柚木々さん、山本さん、Ryujiさんお返事ありがとうございました。
特に柚木々さんには、たいへん丁寧に答えていただき、うれしく思います。
>時間も空間も違う全く関係のない人の共感を得る事なんて、あまりどうでも良
>いし(それが自分の死後の人ならば、絶対どうでも良いです)、
作曲者の側の本来のあり方は、そういうスタンスでいいんですね。武満徹さん
が、私は不特定多数のために作曲したことはない、という意味のことを書いて
おられたのを思い出しました。
「普遍性」ということばとか、コンクール/作曲賞/芸術賞のようなものの存
在を考えていたら、何か全く客観的な「いいもの」があるような気がしていた
のですが、柚木々さんやRyujiさんのことばを読んでいるうちに、それは誤り
だということに気がつきました。
そして、「現代音楽」の聴衆がいまだに少ないことも、さして問題にすること
ではないように思えてきました。
>「作者が何かを芸術に託す」というのは具体的にどういうことでしょう。
>それは「共感を得る」為に託す何かですか?
要するに、「共感を得る」とかそういうことから独立した、ほんとうに表現し
たいものの、作者の内なる声のことです。柚木々さんのことばを借りれば「自
分を音楽的に満足させる事」となりますが。
(追伸)私の名字は芦屋ではありません。:-)