trio-effort
詳細情報
作曲者 田中吉史
演奏時間(分) 16 min.
楽器編成 tub, t-sax, pf
備考 委嘱:東京現音計画
作品ノート チューバ、サックス、ピアノという3つの楽器の組み合わせには、避けがたい不均衡がある。チューバはその豊かな音量ゆえに他の2つを覆い隠したり、ベルが天井を向いているため客席には天井からの反射音が届き、全く異質なものとして響いてきたりする。サックスもまた、チューバほどでないにせよ音量豊かであり、しかもベルが正面を向くために客席の我々はかなり剥き出しの音を浴びることになる。ピアノはこれらの中で最も大きな筐体を持ち、しかも最も幅広い音域を持つにもかかわらず、他の2つにしばしばマスクされてしまいがちになるだろう。
これらの楽器によるアンサンブルでは、均質な素材を用いて均整の取れた調和的な音楽を作っていくやり方は、おそらく現実的ではない。むしろ、本質的な不均質さや不平等、異質で居心地の悪い組み合わせを前提として、どうにか三重奏を成立させていくための不断の努力(effort)が、作曲家にも演奏家にも要求されるであろう。
Data

アクセス権限がありません.
Keyword

News

アクセス権限がありません.
Links