山本くんに倣って、題名を付けてみました。
行政の話から、随分本質的な話題が飛び出てきました。
演奏会を親しく楽しむ文化や伝統を持たないという事でしたけれども、実際の処どうなのでしょう。
文明開化来、日本は西洋文化を形から捉えようとしているのかも知れません。
というよりも、日本は元来、輸入文化を箱として捉える人種なのではないでしょうか。
中世に日本に基督教が広められた時、宣教師達は日本人を非常に高く評価したと言います。併し、後に基督教禁令が出た時、宣教師達は、結局日本人は底無し沼の様だったと語ったとか。つまり、基督教文化は真の意味で根付くことは無かったのです。
非常にフレキシブルだけれども、常に変わらない何かを保っているのが日本文化なのかも知れません。
とすると、現在の日本に於て西洋での音楽の伝統やら文化を移植しようと企てるのは、結局意味を成さないのではないでしょうか。
日本らしい新しい文化や伝統を作ってゆく為には、どんな可能性が在るのでしょう。
少なくとも言えるのは、文化や伝統は目に見える部分ではないだろうという事です。もっと本質的な問題だと思う。
そういう部分に対して、地方行政ももっと覚醒して欲しい気もする。
今のままでは、個性重視も国際化もないと思う。
自分達のアイデンティティそのものを軽視しすぎていないだろうか。
何だか熱くなってしまった。お許しあれ。
Y.S.