一昨年、ミラノ基督教大学で催された無料演奏会。 フレスコ画が魅力的なこじんまりとした部屋で、ソプラノとオーケストラの為のカスティリオーニの新作が初演された。 確か、鴬だったか、鳥を題材にしたテクストだったと思う。 オーケストラは殆ど音が無くて、染み入るようなソプラノだけが美しくいつまでも谺していた。
晩年、カスティリオーニは、純粋で無垢な世界に生きた。 聴きながら、音を書く喜び溢れ出して来る。 不自由な足を曳きずった作曲者が、恰も子供の様に、喜びを露わにしていた。
Y.S.
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